作：フランソワ・ショソンによる1736年のデッキです。限定数発売の復刻版でシリアルナンバーは127番です。濃いネイビー、赤と黄色がメインの配色。ボックスを包んであった手すき紙の風合いも良く、本来コレクションデッキなのでしょうが、私は実際の鑑定にも使用しています。（マルセイユタロット）

タロー・ドゥ・パリ。17世紀初めにパリで使用されたデッキ。グリモー版を元にアンドレ・ディマンシュが編集したとあります。当時のオリジナル版はパリ国立図書館に所蔵されています。他のマルセイユタロットを大きく異なる点は、カードが白黒の市松模様で縁取られていること、４元素のアイテムに大きくデザイン要素やアレンジが加わっていることです。絵柄が少し見にくいのですが、展開した時になんだかオシャレだなあと感じずにはいられません。（マルセイユタロット）

タロッコ・ディ・ブザンソン 1700年のデッキ。イタリア・ミラノから2000デッキ限定の復刻版で、私のデッキは249番です。完全手作りと明記されています。ブザンソンはスイスに程近いフランスの街ですが、「タロッコ・ディ〜」の表記はイタリア語です。ローマ時代に作られた街で、イタリアへの主要な都市だったため、イタリア語表記なのかもしれません。カードの表記は全てフランス語です。アンティークな紙の風合い、手触り、ぴっちりレイアウトされていない緩さが素敵です。薄暗くした部屋でキャンドルの灯りだけで占ってみたいです。

タロッコ・マルシッリャ・スヴィツェッロ。スイスで作られたマルセイユタロットという意味です。1804年作。こちらもイタリア・ミラノの会社から1500デッキ限定の復刻版。私のデッキは410番です。しかしどの復刻版デッキも、イタリアものは箱のサイズが全く合っていない物が多いです（笑）

マルセイユタロット復刻版、フランソワ＝エリによるデザインです。数ある復刻版ですが、私はこれが色合いや雰囲気的にはいちばんのお気に入りです。

イタリアの、オ・スカラベオ社発売の量産品です。ベーシックなマルセイユ版にゴールドの箔押しがされてあって、気分が上がります。生徒さんにはまずこれをオススメしています。

マルセイユのタロット業者の生き残りと言われているカモワン家。こちらの一族がマルセイユタロットを復活させる目的で1997年に新たに完成させました。読み方に一種独特な解釈があります。

パリの国立図書館に所蔵されているタロット。マルセイユ版にさらにエジプトの思想などが加わったエスニックな解釈のデッキです。

パリの国立図書館に所蔵されているタロット。マルセイユ版にさらにエジプトの思想などが加わったエスニックな解釈のデッキです。

世界最古のタロット、イタリア・ミラノのスフォルツァ家に伝わるデッキです。何枚かは欠落していて、後から足されているもの、現在の78枚とは異なるデッキもあり興味深い。これはサイズがとても大きいのでイベントなどで使用します。

世界最古のタロット、イタリア・ミラノのスフォルツァ家に伝わるデッキをアレンジしたデッキです。ゴールドの箔があるものはどれも気持ちが上がります。

スイスのオカルト学者、カバラ学者のオズワルド・ウィルトが制作。マルセイユタロットがベースになっています。このデッキはゴールドのホログラム箔が入り、大アルカナの22枚のみのデッキです。

世界最古のタロット、イタリア・ミラノのスフォルツァ家に伝わるデッキをアレンジしたデッキです。ゴールドの箔があるものはどれも気持ちが上がります。

黒猫のタロット。ライダー・ウェイト版が元になっていますので全てのカードに猫が入った描写があります。私は黒猫と暮らしており、猫が大好きなのでこのデッキのソード10やコイン5などのデザインは見るのがツライです。

通常の78枚に少々アレンジが入っており、恐怖カードがなくとてもロマンチックで美しいデザインです。４元素にフォーカスされていてイメージ力を上げてくれるデッキです。